パリ郊外スュシー・アン・ブリー市立音楽院教授を経て、現在パリ市立19区ジャック・イベール音楽院フルート科、並びに即興アトリエ主任教授。
フルート科では20年に渡り第一課程(初心者)から、パリ地方国立音楽院と連携したスペシャリーゼ課程(プロ養成課程)まで、「音楽の自発的な喜びを育てる為の根っこ造り」を信念に、地元19区の生徒から日本人など外国人留学生まで、数多くの生徒を育ててきた。
即興教育の必要性を唱え続け、2017年に全楽器、全レベルに向け開講した「即興アトリエ」は当初わずか生徒3名、現在では8歳から26歳まで60名が在籍し、「即興のオーケストラ」と呼ばれるまでに成長した。
「即興アトリエ」は自由な音楽の実験場であり、ジャズや世界の民族音楽、現代音楽、バロックからロック、ポップス、自由即興まで、数ある即興言語を先入観なく導入することで生徒たちの視野を相対化し、「楽譜」を正確に弾くという概念から一旦離れて、音楽の様々な感覚を模索することで、アカデミックでかつ周囲と比較されがちな「組織教育」からの逃げ場のような役割を果たし、そこで「個」としての自分の居場所を見出し、どのような方向性であれ「自分の音」でしっかりと歩んでいくことを提案している。
現在、同じ教育理念を共有するドラムスのエッジ・タフィアル、アフリカン・パーカッションのクリストフ・ドゥレター両教授と共同で教鞭を取り、よりフィールドを拡大する。
2023年、地元19区の老人ホームを訪れ、「老人の記憶」を掘り起こすことをテーマに、彼らの描いた「絵」を楽譜に見立てて即興するという、前衛美術家シャルリー・オブリー発案の「記憶の交響曲」に参加。オープニングコンサートは「ル・モンド」紙上で「パリ白夜に訪れたい10のイヴェント」に、同日行われた108のアートイヴェント中から選ばれる。その他にも同音楽院演劇科、俳優のエリック・フレー教授クラスとの共演、19区福祉センターポップス科との共演、パリ河岸ジャズフェスティバルや地域イヴェント参加、カリブ音楽の巨匠マックス・シラや、マイム俳優の沢のえみといったゲストアーティストとの共演コンサートなど、生徒たちの感覚を揺り動かすものなら何でも積極的に行う。
2013年よりジョレス小学校、ヴァレーズ中学校などの公立学校も兼任し、移民の多い地域の抜本的な音楽教育にも貢献する。2023年、その功績がパリ市に認められ、パリ国家資格教授コンクールに入賞。現在ノルマンディー国立高等音楽教育養成機関でも、若き教育者の育成を担っている。
パリ郊外スュシー・アン・ブリー市立音楽院教授を経て、現在パリ市立19区ジャック・イベール音楽院フルート科、並びに即興アトリエ主任教授。
フルート科では20年に渡り第一課程(初心者)から、パリ地方国立音楽院と連携したスペシャリーゼ課程(プロ養成課程)まで、「音楽の自発的な喜びを育てる為の根っこ造り」を信念に、地元19区の生徒から日本人など外国人留学生まで、数多くの生徒を育ててきた。
即興教育の必要性を唱え続け、2017年に全楽器、全レベルに向け開講した「即興アトリエ」は当初わずか生徒3名、現在では8歳から26歳まで60名が在籍し、「即興のオーケストラ」と呼ばれるまでに成長した。
「即興アトリエ」は自由な音楽の実験場であり、ジャズや世界の民族音楽、現代音楽、バロックからロック、ポップス、自由即興まで、数ある即興言語を先入観なく導入することで生徒たちの視野を相対化し、「楽譜」を正確に弾くという概念から一旦離れて、音楽の様々な感覚を模索することで、アカデミックでかつ周囲と比較されがちな「組織教育」からの逃げ場のような役割を果たし、そこで「個」としての自分の居場所を見出し、どのような方向性であれ「自分の音」でしっかりと歩んでいくことを提案している。
現在、同じ教育理念を共有するドラムスのエッジ・タフィアル、アフリカン・パーカッションのクリストフ・ドゥレター両教授と共同で教鞭を取り、よりフィールドを拡大する。
2023年、地元19区の老人ホームを訪れ、「老人の記憶」を掘り起こすことをテーマに、彼らの描いた「絵」を楽譜に見立てて即興するという、前衛美術家シャルリー・オブリー発案の「記憶の交響曲」に参加。オープニングコンサートは「ル・モンド」紙上で「パリ白夜に訪れたい10のイヴェント」に、同日行われた108のアートイヴェント中から選ばれる。その他にも同音楽院演劇科、俳優のエリック・フレー教授クラスとの共演、19区福祉センターポップス科との共演、パリ河岸ジャズフェスティバルや地域イヴェント参加、カリブ音楽の巨匠マックス・シラや、マイム俳優の沢のえみといったゲストアーティストとの共演コンサートなど、生徒たちの感覚を揺り動かすものなら何でも積極的に行う。
2013年よりジョレス小学校、ヴァレーズ中学校などの公立学校も兼任し、移民の多い地域の抜本的な音楽教育にも貢献する。2023年、その功績がパリ市に認められ、パリ国家資格教授コンクールに入賞。現在ノルマンディー国立高等音楽教育養成機関でも、若き教育者の育成を担っている。