フランス前衛美術界を快進撃するアーティスト、シャルリー・オブリーと小倉美英は、2023年パリ19区の運河に浮かぶ前衛船「ラ・ポップ」で行われた「記憶の交響曲」プロジェクトで出会い共鳴し、共同作業を開始する。
地元19区の老人ホームの住人たちは、小倉美英らの即興家による即興演奏にインスパイアされ、ひとりひとりの「思い出」の絵を描いた。今度はその絵を楽譜に見立て、19区音楽院の即興アトリエの生徒たちが即興演奏したものを録音、何層にも異なる解釈を織り込んだ「老人たちの記憶」をミックスした音を、オブリーの美術作品と一緒に展示する「記憶の交響曲」は、異世代や異分野、プロ/アマといった壁を超えて地域のエネルギーを集結させる、総合アートプロジェクトである。
初日には「即興アトリエ」を率いて船上オープニングコンサートを行い、「ル・モンド」紙上で「パリ白夜に訪れたい10のイヴェント」に、同日行われた108のアートイヴェントの中から選ばれ、パリ市民の注目を浴びた。アクリル板、ネオンに小さな多数のスピーカーを用いた幻想的なインスタレーションは、ラ・ポップ船内で1カ月間展示された。
第二回目は2024年、ボルドーの国立MECA美術館で行われた。初日オープニングコンサートでは地元の吹奏楽団「ジャズ・ウェブ・プロジェクト」を招き、ボルドーの老人ホームで描かれた絵からインスパイアされた小倉美英の小品10曲を演奏、フランス南西部アキテーヌ地方全土から1000人以上が来場し、反響を得た。老人たちとの即興演奏を通した交流を記録したヴィデオが美術作品の中央で放映され、自筆楽譜と共にシャルリー・オブリーと共同名義で6か月間展示された。
フランス前衛美術界を快進撃するアーティスト、シャルリー・オブリーと小倉美英は、2023年パリ19区の運河に浮かぶ前衛船「ラ・ポップ」で行われた「記憶の交響曲」プロジェクトで出会い共鳴し、共同作業を開始する。
地元19区の老人ホームの住人たちは、小倉美英らの即興家による即興演奏にインスパイアされ、ひとりひとりの「思い出」の絵を描いた。今度はその絵を楽譜に見立て、19区音楽院の即興アトリエの生徒たちが即興演奏したものを録音、何層にも異なる解釈を織り込んだ「老人たちの記憶」をミックスした音を、オブリーの美術作品と一緒に展示する「記憶の交響曲」は、異世代や異分野、プロ/アマといった壁を超えて地域のエネルギーを集結させる、総合アートプロジェクトである。
初日には「即興アトリエ」を率いて船上オープニングコンサートを行い、「ル・モンド」紙上で「パリ白夜に訪れたい10のイヴェント」に、同日行われた108のアートイヴェントの中から選ばれ、パリ市民の注目を浴びた。アクリル板、ネオンに小さな多数のスピーカーを用いた幻想的なインスタレーションは、ラ・ポップ船内で1カ月間展示された。
第二回目は2024年、ボルドーの国立MECA美術館で行われた。初日オープニングコンサートでは地元の吹奏楽団「ジャズ・ウェブ・プロジェクト」を招き、ボルドーの老人ホームで描かれた絵からインスパイアされた小倉美英の小品10曲を演奏、フランス南西部アキテーヌ地方全土から1000人以上が来場し、反響を得た。老人たちとの即興演奏を通した交流を記録したヴィデオが美術作品の中央で放映され、自筆楽譜と共にシャルリー・オブリーと共同名義で6か月間展示された。